徒歩コースと侮るなかれ、見応え十分の城下町散策コース。名護屋城跡と
名護屋港との間のエリアはかつての城下町。400年前の様子を描く屏風絵にも
描かれる町筋は、現在も住民の暮らしを支える道として残っています。
名護屋城跡から足を伸ばして陣跡や豊臣秀吉ゆかりのスポットも巡る
充実コースです。
スタート
名護屋城跡・博物館
前田利家陣跡
道の駅桃山天下市
名護屋大橋
旧名護屋城下町
徳川家康陣跡
法光寺
広沢寺
茶苑海月
名護屋城跡・博物館
ゴール
豊臣秀吉が文禄・慶長の役(1592-98)の拠点として築城。当時は5層の天守を備え、大坂城につぐ規模を誇った。江戸時代に廃城となったが、現在まで残る大規模な石垣と玄界灘の眺望は見ごたえがある。春には大手口の桜も見どころ。
「日本列島と朝鮮半島との交流史」をテーマとした常設展示を中心に、文禄・慶長の役や名護屋城などを紹介する企画展も開催している。名護屋城跡や堀秀治陣跡をCGで再現した「VR名護屋城」のタブレットの無料貸出も行っている。
前田利家は、加賀(石川県)の大名。陣跡は道の駅「桃山天下市」の南側に隣接。発掘調査では建物や庭の遺構が確認されており、入口の石垣や、当時は茶室に付属したとみられる手水石(「旗竿石」と称される)を見ることができる。
名護屋城跡の入口に近く、前田利家陣跡にも隣接。ショップには地元でとれた新鮮な農産物や水産物、お土産が揃うほか、イカの活造りが味わえる食事処もある。観光案内所も併設されている。
400年前は多くの軍船が停泊した名護屋湾を一望することができる。周囲の丘陵は名だたる大名たちの陣跡なので、自転車を降りて当時を想像してみてはいかが。
名護屋城が築かれた当時、城下町の中心部だったエリア。「肥前名護屋城図屏風」には当時の街並みが描かれており、「茜屋町」「材木町」などの地名も伝わっている。武士や商人で賑わった様子を想像しながら散策してみよう。
江戸幕府を開いたことで知られる徳川家康の陣跡。徳川家康は、文禄の役における講和交渉に訪れた明国使節の応接を担当した。隣接するなごや保育園側に石垣が残っている。
かつては名護屋城跡の南側(現在の木下延俊陣跡)にあり、築城時に秀吉が移転させたと伝わる。境内の八重桜は、伊達政宗が献上し、秀吉が自ら植えたとされる。
豊臣秀吉に側室として寵愛された広沢局(ひろさわのつぼね)ゆかりの寺。境内はかつての名護屋城山里丸にあたる。寺に残る樹齢400年の大ソテツ(国の天然記念物)は加藤清正が朝鮮から持ち帰り、秀吉が手植えしたものと伝えられている。
名護屋城跡の一角にある茶屋。城跡散策やライドの休憩にもおすすめ。城跡の石垣を眺めながら、桃山時代の武将たちも楽しんだお抹茶をいただいてみよう。
名護屋城の歴史を、
地元ガイドがご案内します。